ターゲットは WEBサーバーです。WEB サーバーに最適化したパーティションの分け方ってどうなるんでしょうか。本当は、運用していく中で、何区画にパーティションを分けるか、どのディレクトリにどの容量を割り当てるかという感覚を身につけていくのでしょう。でも、今回が初めてなので、どんな雰囲気なのか調べてみたわけです。
Linux のパーティション
Windows にはドライブの概念があり、 C: とか D: ごとに階層構造を持っています。Linux の場合、パーティションや物理ドライブがいくつあっても、/ から始まるツリーに集約されます。
「とりあえず、基本パーティションを/ファイルシステムとして使うことにしましょう。あとは、
$ mount /dev/hda5 /home

とすることで、拡張パーティションを/home以下に割り当てられます。こうすると、2つのパーティションは見かけ上1つのディレクトリ構造になるわけです。」
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/theory01s/theory01sa.html
sda (SCSI ドライブ) などの命名規則は、以下のようになるようです。
「Linuxでは最初に見つかったIDE HDDから順にhda、hdb、hdcと名前を付けていきます。パーティションを表すときは、その後に数字を付けます。hda1は最初の基本パーティションで、hda2は2番目の基本パーティションです。拡張パーティションは5から始まります。」
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/theory01s/theory01sa.html
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パーティションはどんな時に分けるか
Windows でパーティションを分けるときも、システムの入った C ドライブが壊れても データを残せるように D ドライブを作ったりします。Linux では、バックアップをしやすくするためにパーティションを分ける場合が多いようです。
バックアップツールはディレクトリ単位が好き
ツールによってはディレクトリ単位、ファイル単位でバックアップを行うことができるツールがあるようですが、そうしたツールはバックアップの速度が遅いのが一般的のようです。
そのため、バックアップを行う単位でパーティションを分けておくとメンテナンスが楽になります。WEB サーバーの場合、データは /var 以下に入るため、少なくとも /var は別パーティションにしたほうがよさそうです。
パーティションの分け方
/boot
別パーティションとして分けることが多いようですが、以下のような理由があるようです。CentOS のデフォルトのパーティション構成でも、/boot は別パーティションとして分けられています。
/boot ディレクトリには、Linux カーネルや Turbolinux FUJI の起動時に使用されるファイルが格納されます。
昔の PC/AT 互換機の中には、起動時にハードディスクの 1023 番シリンダ(約 8GB)までしかアクセスできないという BIOS の制限により、それ以降のパーティションに Linux をインストールしてしまうとブートローダーが OS を起動できない可能性があります。
そのために、ディスクの先頭領域に小さな /boot パーティションを作成し、この問題を回避することがあります。
しかし、最近のコンピュータであれば、ほとんど問題になることはありませんので、必ずしも作成する必要はありません。
swap
物理メモリが足りなくなったときに使用される HDD 上の領域。物理メモリと同容量の swap 領域を確保するのが定説だったようですが、もともとたくさん物理メモリを積むことが当たり前となった今、一般的な値というのは希薄になってしまったようです。
最近のLinux ではハイバネーションに使用するため 500MB 必要、などの情報がありましたが、目的が WEB サーバーなので、ハイバネーションは考えなくてよさそう。
やはり、運用していく中で、実際のメモリの使用率などから改めて設定しなおすほうが確実ですね。
/var
このディレクトリは、WEB のコンテンツ、メールデータ・スプール、各種ログファイル、MySQLのデータベースが保管される最も重要なディレクトリです。バックアップを取りやすくするために、このディレクトリを 1つのパーティションに。また、容量もここを一番大きくとります。
全容量の半分は割り当ててもいいかも。
/usr
Linux では、通常アプリケーションのファイルなどが格納されます。WEB サーバーではアプリケーションを追加していくような使い方にはならないので、1 GB もあれば十分とのこと。
/opt
予備のパーティションとして確保しておく。最後のパーティションとして /opt を確保しておき、他のパーティションの容量が足りなくなったときに /opt を削除して新しいパーティションを作り直すために使います。
基本パーティション、拡張パーティション、LVM
どのディレクトリをパーティションで分割させ、容量をいくら割り当てるかに関しては、用途がはっきりしていればそれほど迷うことはない気がします(はじめからうまくゆくとも思えませんが)。でも、ここまできてよくわからないのが、どのパーティションを基本パーティションとするのか、また、LVM は使うべきなのかどうか、判断材料が少ないです。やはり、運用の段階を経験しないと感覚がつかめないんじゃないかなと思います。
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引用元
@IT Linux の常識
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/theory01s/theory01sa.html
Turbolinux FUJI: インストールガイド : 第 3章Turbolinux のインストール
http://www.turbolinux.co.jp/products/FUJI/install_guide/install_guide/guipartition.html
「Linux の教科書」(本)IDG 出版 IDG ムックシリーズ